2012-04-09

旅土産でお茶

鎌倉ステイでお世話になった大学時代の友人のご主人
馬酔木誠さんの器をたくさんいただいて帰ってきました。
どれもこれも生活にすっと馴染んでくれる素敵な器たち。

江の電でのんびり海を眺めながらと向かったものの
予想外にすごい観光客でびっくりな鎌倉でしたが、
彼の器を使ってるお店でランチしたり
ろみさんのジャムのお店や、LONG TRACK FOODSなどなど
地元の彼女に素敵なお店をさくさく案内してもらう。

自然が近くてとてもいい街。また行きたい。。


一緒に染色の仕事をしていた友人とは
恩師を訪ねるために国立の街を10年ぶりに散策。
昔から変わらずある紅茶屋さんや、
新しくできた器のお店めぐり、楽しかったなあ。
ついでに寄るつもりだった、なかしましほさんのお店に行けなかったからと
わざわざなかしまさんのレシピでお菓子を焼いて
大阪へ帰る間際に届けてくれた彼女。
その心遣いが何よりも嬉しくてありがたかった。

恩師は変らず創作活動をされていて
久しぶりに踏み入れたアトリエでは懐かしい匂いを嗅いで胸がいっぱいに。
色とリズムがあるのはここがあったからと言っても過言ではないのです。


もう一人、お世話になったニット工芸作家の先生は
もう80になると、お歳を聞いてびっくりしたけど
ヒールを履いて銀座の街を颯爽と歩くスーパーおばあちゃま先生。笑
なんとも的の得た展示をいろいろ教えてくださって、
ちょうど開催期間中だった人間国宝の染織家、
志村ふくみさんの展示『しむらのいろ』へも行くことができた。
この展示との出会いは旅の中でもかなり印象深いものに。

それから、、
今回の旅のきっかけを作ってくれた同級生。
表参道、広尾と二カ所で展示中の彼の作品に触れ
10代後半頃一緒に油絵を描いていた時感じていた感覚がよみがえり
今、表現方法は異なるけれどもその精神は彼のままだなと
感じとることもできた。


貴重なお休みの日や、仕事の合間に駆けつけてくれた友人たち

みんな素敵に歳を重ねていたなあ。。
進むべき道は正しいと確信することができた。

こないだ一部咲きだった国立の大学通りも、上野も、桜新町も
鎌倉の桜も、今、満開を迎えてることでしょう。
思い切って行ってよかった。行けてよかった。みんなありがとう。

そんな濃厚な数日間の旅の思い出に浸りながらのお茶時間。
なんとも贅沢で癒しのひとときです。